【イタリア ヴェローナ】50年の時を超えた恋愛物語

ヨーロッパ有数の観光スポット!

時を超えた恋物語の【ジュリエットからの手紙】の印象的なシーン。

主人公のソフィがヴェローナの街を観光している時、そこで偶然見かけたジュリエットの秘書が手紙を持って行く場面です。
ヴェローナの美しい街から始まる50年の時間を超えた物語の出発。 歴史ある街並みはその物語を引き立ててくれる静かなるシーンが記憶に残ります。

映画レビュー【ジュリエットからの手紙】

50年に時を経て実る恋物語。

主人公のソフィ(演:アマンダ・セイフライド)はニューヨーカー誌で働くライター志望の事実調査員。
イタリアンレストランのオープンを控える婚約者のヴィクター(演:ガエル・ガルシア・ベルナル)とともに婚前旅行としてヴェローナにやって来る。

しかし、ヴィクターは食材の宝庫であるイタリアに魅了され、一方のソフィは観光を楽しみたいが二人は別行動を取る事になる。

そこでヴェローナの街を歩いていたソフィが見たジュリエットの家から手紙を持って行く秘書の姿を見て、後を追うと彼女たちは手紙に返信を書いているという。

ヴィクターが別行動している間、ソフィは秘書たちの手伝いをしていると、ジュリエットの家の壁から50年前の手紙を発見し、そこから物語は一気動いていきます。

とにかく、本作はアマンダ・セイフライドの魅力がたっぷり詰まった作品です。
彼女の笑う表情、悲しむ表情、困った表情など、アマンダ・セイフライドの魅力を余すことなく魅せてくれています。

ソフィを突き動かした50年前の手紙を書いたクレア・スミスを演じたヴァネッサ・レッドグレイヴは素晴らしい演技を魅せています。

クレアの恋だけじゃなく、自分を導いてくれたソフィの恋もさりげなくサポートする、実に憎い演出が良かったです。

クレアの孫で付き添いとしてやって来たチャーリーを演じたクリストファー・イーガン。
当初はソフィの返信に難色できていなかったが、次第に彼女の魅力に惹かれていく様子も良かったです。

そして、クレアがずっと思い続けたロレンツォを演じるのはフランコ・ネロです。
ヴァネッサ・レッドグレイヴとフランコ・ネロは長年に渡ってパートナーで、1969年には二人の息子が生まれているが、正式に結婚したのは2006年である。
本物の夫婦を共演させる演出は納得の説得力を持たせています。

50年の恋、そして出会った二人の恋。 ジュリエットの家は不思議な愛の力を持っています。

場所の概要【Verona:ヴェローナ】

ヴェローナは2000年に『ヴェローナ市街』としてユネスコの世界遺産に登録されています。
シェイクスピアの戯曲『ヴェローナの二紳士』、『ロミオとジュリエット』の舞台としても知られています。

街の中心にはヴェローナ円形闘技場があり、毎年7月~9月にかけて野外オペラの『アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭』が上演されています。
本作のタイトルにもなっている『ジュリエッタの家』は観光名所として有名です。

 

 

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