【イギリス ロンドン】世界を救うスタイリッシュなスパイの活躍

紳士の都を舞台に繰り広げるスパイアクション!

受け継がれる世界最強のスパイ機関【キングスマン】の印象的なシーン。

冒頭でエージェントのハリーが主人公のエグジーをスカウトするパブ。
狭い店内で繰り広げるアクションは強烈なインパクトを与えますし、それがラストで大きな意味を持つ点でも本作での肝になっています。

映画レビュー 【キングスマン】

一見して高級テーラー“キングスマン”であるが、実はどの国にも縛られず秘密裏に活動する国際的なスパイ機関“キングスマン”の本拠地である。

そこに属するベテランスパイのハリー、通称「ガラハッド」(演:コリン・ファース)は、空席となってしまった「ランスロッド」の後釜として、その息子であったエグジー(演:タロン・エガートン)をスカウトする。

とにかく、本作の顔にもなっているコリン・ファースが演じるハリー。
まさしく英国紳士を絵に描いたような立ち振る舞いは、コリン・ファースだからこそ再現できているのだろう。 仕立てた高級なスーツ、黒縁メガネ、雨傘と英国紳士そのものです。

ハリーが冒頭でエージェントとしての実力を見せるブラック・プリンスで見せるアクションは素晴らしく、本作を盛り上げる意味合いとして完璧な立ち回りであった。

本作における真の主人公であるエグジーの活躍はハリーが退場したあと。
それまで積み重ねた試験での訓練、ハリーから受け継いだ意志、そして初めてスーツを着るシーンこそがエグジーの出発点となります。

絶対的な存在であるハリーの後釜になるエグジーだが、その活躍は後半で大きく羽ばたきます。 それもマシュー・ヴォーン監督のスタイリッシュな演出によって輝いていきます。

本作はスパイアクションだが、近年の作品とは一線を画す内容です。
どっちかと言えば、古き良きスパイアクションを彷彿とさせるような作風です。 何も考えずに楽しむべき作品であり、素直に鑑賞するべき映画です。

場所の概要【Savile Row:サヴィル・ロウ】

サヴィル・ロウはロンドン中心部のメイフェアにあるショッピング・ストリートであり、数多くの名門紳士服店が集中している事でも有名です。
日本でスーツを「背広」と言いますが、それはサヴィル・ロウが語源になっています。
その中で登場するハンツマンは1849年の創業から高級紳士服として知られています。

場所の概要【The Black Prince:ブラック・プリンス】

ブラック・プリンスはロンドンのテムズ川とケニントン・ロードを繋ぐブラック・プリンスロードの道沿いにある人気パブです。
アイルランド生まれの黒いビール「ギネスビール」とイギリス料理の定番「フィッシュ&チップス」が存分に楽しめます。

 

 

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