【フィンランド ヘルシンキ】日常にある小さな物語

北欧ヘルシンキの長閑な港町!

淡々として日常を描く【かもめ食堂】の印象的なシーン。

冒頭から舞台となるヘルシンキにあるエテラ港。
その美しい風景と港の情景は衣一度訪れたくなります。 港には多くのカモメが飛び交い店の名前の由来になっていて、主人公たちが買い物する近くの市場も長閑で楽しくなります。
ハカミエのマーケットと路面電車トラムの風景。この二つだけでもヨーロッパの情景が画になります。

映画レビュー 【かもめ食堂】

邦画でありながら舞台はヘルシンキ。 フィンランドは聞いた事あっても実際はどのような国か分からない人が多いでしょうけど、本作ではフィンランド人はいい人たちだと分かってきます。
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこのトリプル主演。
物語はヘルシンキで食堂を営む主人公の日常を描いています。

『かもめ食堂』を経営するサチエを演じる小林聡美。
手際よく料理を作り武道の心を持つ一人目の主人公。
客足がなく変化のない日々に一人の青年が来店して、物語の流れは徐々に変わり店の雰囲気も変わります。

更に「ガッチャマン」のテーマ曲の繋がりによって主人公は一人いる日本人観光客の女性と仲良くなり、食堂でウェイトレスをしながら協力していく女性は、指差した場所やって来るミドリを演じる片桐はいり。
不思議な縁で店を手伝う事になった二人目の主人公。
彼女の登場で店は客が入って雰囲気が変わっていく。

最後に荷物が届かず戸惑う日本人女性がやって来る。
独特の雰囲気を持つマサコ。
彼女は荷物が届くまでのんびり店を手伝う三人目の主人公。

かくして、本作の主演三人がようやく全員揃います。

本作は「ゆるさ」が最大の魅力だと感じさせられる。
ヘルシンキの長閑な雰囲気が作品とマッチしていて、大きな事件や問題がないのに最後まで楽しめる作品。
不思議な魅力を漂わせる本作はホッとひと息できる。

場所の概要【Helsinki:ヘルシンキ】

舞台となったのはフィンランドの首都ヘルシンキ。
バルト海東部のフィンランド湾に面している同国最大の都市です。
ヘルシンキは“バルト海の乙女”と呼ばれ、冒頭で登場するエテラ港から世界遺産スオメンリンナ島、コルケアサーリ動物公園へと向かう近距離フェリー、サンクトペテルブルク・ストックホルム・タリンなどバルト海沿岸の近隣諸国を目指す豪華客船が行き交っています。

 

 

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