海外へ旅に出る、目的の都市まで直行便が利用できるなら、安心で快適なフライトになるでしょう
しかし、全ての都市に直行便があるわけではありません。
海外旅行初心者で英語があまり話せないとなると、目的地へ経由便や乗り継ぎ便で行くときは、何かと不安なものです。
今回は、海外での国内線の乗り換えの注意点などを、ご紹介していきます。
海外旅行、目的地までの直行便がない?
航空会社や目的地にもよりますが、日本からの直行便が無い地域に行く場合、必ず乗り継ぎが発生します。
たとえば、ラスベガスへ行くには直行便はありませんからワン・ストップで行くとすると、経由地として一般的なのがロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルとなります。
このようにどこかの都市を経由する行き方には、日本から搭乗した航空機でそのまま目的地まで行く【トランジット(燃料や食糧補給のために着陸し、再び同じ航空機で目的地に向けて飛び立つ)】という方法と、もうひとつは日本から目的都市国の経由地で航空機を乗り換えて目的地へ移動する【トランスファー(途中で航空機を乗り換えて目的地へ飛び立つ)】の2つの選択があります。
(註:トランジットでも航空機を乗り継ぐ場合があります)
乗り継ぎ、直行便どっちがお得なのだろう?
乗り継ぎ便、直行便どちらが費用的にはお得なのでしょうか?
結論からするとほとんどの場合、乗り継ぎ便で移動した方が航空券代は安く済む場合がありますので、金銭的なお得感は乗り継ぎ便になります。
それでは、なぜ直行便の航空券代の方が乗り継ぎ便より高いのでしょうか?
その理由は、直行便運航にはその路線に人気があり、当然需要があるからなのです。
当然そうした路線を航空会社がわざわざ料金を下げて販売はしません。
厳密に言いますと、航空券代は高いのではなく適正価格というわけです。
乗り継ぎ便は、到着した空港で各都市へ国際線より小型の航空機に乗り換えてもらう方が、より様々な理由で航空券代を安価にすることが可能となります。
そうしたことで、乗り継ぎ便の方が直行便より金銭的にお得になるわけです。
また、乗り継ぎ便のメリットには、ストップオーバーのチケットで乗り継ぎをすることで、たとえばハワイ・ホノルル経由でラスベガスにアクセスすると、2つの観光地を往復で楽しむことも可能という、お得感いっぱいの旅の楽しみ方も出来ます。
海外の空港で初めての乗り継ぎで注意すること
アメリカの都市を経由して乗り継ぎ便で旅行する時は、トランスファーとなり機材(航空機)が変わりますので、預けたスーツケースをピックアップして乗り継ぎ便へチェックインする必要があります。
また、「入国審査」と「税関」を通過する必要になりますので、乗り継ぎ便の出発時間には余裕を持っておきましょう。
入国審査は、到着便が多ければその分時間もかかりますし、またスーツケースをスムーズにピックアップできるという確証もありません。
そして、国内線に乗り継ぐ場合には、搭乗ターミナルまでの移動時間も考慮しなければなりません。
大空港ですと、国際線と国内線のターミナルが歩ける距離にない場合があります。
空港敷地内移動のモノレールや巡回バスを利用するほど離れていることもありますので、空港ガイドで前もって確認をしておくと慌てずに済みます。
乗り継ぎ便での思わぬトラブルと対処法
予定通り航空機も経由地に到着し、乗り継ぎ便も余裕を持って予約をしていても、トラブルは突然襲ってきます。
乗り継ぎ便を利用するときにトラブルで多いのが、ロストバゲージです。
いわゆる預けたスーツケースが見つけられないとか、バゲージレーンを注意して見ていたけど自分のスーツケースがレーンに出てこないと言うこともあります。
乗り継ぐことで、荷物やスーツケースが迷子になりやすいのが原因とも言われますが、とにかくロストバゲージのときは、すぐに係員にその旨を告げチェックインしたときに渡された、預け荷物の半券を提示してください。
係員が、その半券の荷物番号を関係各所に連絡し、スーツケースの行方を捜してくれます。
空港でロストバゲージは数多くあります。
そこから見つけ出しやすくするためにもスーツケースのブランド、色、素材、デザイン、外観の特徴や目印がついているかなどを伝えましょう。英語が苦手な人は、あらかじめ英語で書き留めておき、その紙にスーツケースの写真を印刷しておくとベストです。
また、乗り継ぎ便の出発時間が迫っているようでしたら、その旨も係員に伝えておくと良いでしょう。そうすることで、出発時間を見て探し方の対処をしてくれるはずです。
もしロストバゲージで乗り継ぎ便に間に合わない場合は、航空会社のカウンターでは自分に責任のない理由(ロストバゲージ)を伝えてください。
乗り継ぎ便の手配対応がスムーズに行くこともあります。
まとめ 飛行機の乗り換え?海外での国内線乗換
乗り継ぎ便を利用するときには、乗り遅れないようにすることが一番大事なことです。
そのためには、到着時間と乗り継ぎ便の出発時間を良く確認し、到着便と乗り継ぎ便の時間の間隔を少なくとも4~5時間くらいはあけるように予約をしておきましょう。
そして、到着地には時差もありますから、到着したら現地の時間に時計やスマホの時間表示を合わせましょう。
多機能のスマホには、場所を設定すると現地時間に自動的にあわせてくれる機能もありますが、サマータイムまで考えてセットするとは限りません。
現在時間を間違えていたのでは、乗り換え時間に余裕を持っていても乗り遅れてしまう可能性があるかもしれません。
また、海外の空港では搭乗口や出発時間の変更も良くあることですので、空港内のアナウンスは注意して聞きましょう。
案内は空港内の雑踏で聞き取りにくい場合もありますので、搭乗案内の掲示板のチェックも怠らないように気をつけてください。
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