【オランダ アムステルダムの運河】初代ジェームズ・ボンドの復帰作

アムステルダムの運河は観光名所!
初代ジェームズ・ボンドの復帰作の【007/ダイヤモンドは永遠に】の印象的なシーン。
ジェームズ・ボンドは休養を兼ねて地味な任務をこなす為、何者かによって密輸され闇市場にも出ず消えるダイヤモンドを追ってオランダのアムステルダムに来る。
映し出されるアムステルダムの運河に建ち並ぶ特徴的な建物が際立っています。

映画レビュー【007/ダイヤモンドは永遠に】

前作では2代目ジェームズ・ボンドのジョージ・レーゼンビーが降板し、初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーが復帰した作品。
その条件には破格の出演料が支払われるが、ショーン・コネリーは全額をスコットランド国際教育基金に寄付しています。
1983年にもジェームズ・ボンド役を演じ、一度引退して2回演じたのは後にも先にもショーン・コネリーだけです。
新たなジェームズ・ボンドから再び元のジェームズ・ボンドに戻った事で、物語の筋書きが荒々しい前作と違ってスマートになっています。
これはショーン・コネリーの作り上げたジェームズ・ボンドそのものと言えるだろう。
前作のシリアスな展開よりもコミカルな演出が増えています。
ゲイの殺し屋コンビ、宿敵ブロフェルドが女装するなどのキャラクターがコミカルになり、 ボンドが何もしていなくても勝手に追っ手が自滅していくというコントのような演出がみられます。 このコミカルな路線は3代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーアに引き継がれています。
ボンドガールのティファニー・ケイスを演じたジル・セント・ジョンは魅力的であり、抜群のスタイルと変化する髪型と髪の色にも注目をしてしまいます。
シリーズとしてショーン・コネリーの卒業作となった本作はクライマックスにかけて、これまでの作品で一番派手なアクションを展開しています。
その中でみせたショーン・コネリー最後のジェームズ・ボンドは歴史に残るキャラクターの一人だと言える存在感がありました。

場所の概要【Canals of Amsterdam:アムステルダムの運河】

アムステルダムの運河は別名を「北のヴェネツイア」とも呼ばれています。
オランダの首都であるアムステルダムは100㎞以上の運河と約90の島々、1500の橋から成り立っています。
三つの主要な運河であるヘーレン運河、プリンセン運河、ケイザー運河はオランダが黄金時代を迎えた17世紀に掘られたもので、都市の周りを同心円状となっています。
劇中に登場するマヘレの橋(スキニー橋)の周辺には王立カレ劇場、それとザ・ローリングストーンやビル・クリントン元大統領、マドンナなどの有名人が宿泊したアムステルホテルがあります。

 

 

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