LCCで海外旅行、スーツケースは機内持ち込みor受託荷物

人気の各社LCCで格安航空券を購入しリーズナブルに海外へ。最近は以前にもまして海外旅行が身近になってきましたね。LCCは各社多少の差はあるものの、受託手荷物は別途購入したり、それぞれの重量制限や個数制限があるなど、一般の航空券と違うところがあるんです。LCC初心者の方に、機内持ち込み荷物と受託荷物のこと、教えます!

 LCCの荷物預けの別途購入の仕方

LCCはチケット購入の際、受託荷物は含まれていないので、もし荷物を預けたい場合は、別途購入する仕組みになっています。

LCC各航空会社によって異なりますが、基本的には20kgの荷物を1つ購入、2つ購入というやり方か、20kgを最低購入可能荷物として、以後10kg単位で購入という方法をとります。

 

値段も各社ばらつきはあるものの、荷物一つ(20kg)で平均2000円代となります。
これは路線によっても変わってきますので自分の行先を確認しつつ予約する必要があります。購入はインターネットで可能です。インターネットでチケットを予約する際に、一緒に荷物を購入するのが一番簡単でしょう。

 

LCC各航空会社では、ベーシックなチケットと並行して、すでに20kgの荷物1つが購入代金に含まれているワンランク上のチケットも用意されていていますので、受託荷物が必要と決まっている時にはワンランク上のチケットを購入する手もあります。

もし、インターネットではなく、コールセンターや当日空港にて荷物を購入したい場合は、事前にインターネット上で購入するよりも1000円前後高くなってしまいますので注意が必要です。また、当日空港にてチェックインの際に荷物を購入することもできますが、金額が高くなる上、クレジットカードでの支払いのみの受付となりますので、この点にも注意が必要です。
ちなみに、たとえ20kgの荷物を事前に購入していたとしても、準備した荷物が20kgを超えた場合、その場で超過料金として、改めて20kgの荷物を更に一つ購入するように言われてしまいますので、荷物は必ず20kg以内に収めるようにしましょう。

スーツケースの大きさも決まっています。例として某LCCでは三辺の和が203cmまで、1個当たり20kg以内、というのが決まりとなっています。国内便に乗る場合も同じように、事前にインターネットを利用して荷物を購入しておくのが良いでしょう。

このインターネットでの受託荷物受付は出発時間の1時間前までという航空会社が多いですので、もし飛行機に乗る前に受託荷物が増えることが分かった場合は、チェックイン時ではなく、できるだけ事前購入をすることをおすすめします。

 

LCCの荷物の重量制限と個数制限

LCCでは、その他航空会社よりも荷物の重量に非常に厳しくなっています。これまでLCC以外の航空会社を利用した方は、20kgが制限重量とはいっても23kg程までは特に問題なく預けることができた経験があるでしょう。そのような感覚で当日チェックインをすると、たとえ21kg、22kgであっても、超過となり、もう一つ20kgの荷物を購入したうえでしか預けることができないといったことが起きます。ですので、必ず1個あたりが20kgを超えないように準備をすることをお勧めします。

またこの重量制限は機内持ち込み荷物にも厳しく適用されます。LCC各社が許可する一般的な機内持ち込みサイズは、100席以上の機体で115cm以内/縦55cm×横40cm×深さ25cm/10kgの荷物 、100席未満の機体で100cm以内/縦45cm×横35cm×深さ20cm/10kgの荷物となります。持ち込める荷物は2つまで。この10kgというのは2つの荷物を合わせて10kgとなります。

受託手荷物についても空港での荷物検査場へ進む前に、実際に各航空会社で個数と重量と大きさをチェックします。例えば2つの荷物の合計が11kgになってしまったとしたら、チェックインカウンターに戻され、再びクレジットカードで20kgの受託荷物を購入し、預けた上でやっと荷物検査場に進むことが出来るのです。たとえ1kgの超過でも受託荷物に回されてしまうので要注意です。加えて機内に持ち込む際にも再度航空会社より、機内持ち込み荷物は1人2個までと念を押されます。出国したあとの免税店で買い物をし、増えたお土産の袋も1つにカウントされてしまうので、機内に乗り込む前になんとか受託手荷物を2つにまとめなくてはなりません。免税店でたくさんお土産を買いすぎて荷物をまとめられず焦っている旅行者もみかけますので、個数制限にも注意しましょう。

LCCはそれ以外の航空会社よりも安く飛行機に乗れる分、荷物の重量と個数の制限には非常に敏感になっています。これから旅行に行くにしても、旅行を終えて帰るにしても、荷物の問題で後味が悪くならないように、事前にしっかりとチェックをし、ストレスのないLCC利用の旅行にしたいですね。

 

機内持ち込みのみがいい?受託がいい?

さて、LCCの良いところの一つは、荷物がそれほど多くない人は受託荷物を購入しなくても良いというところです。1個20kgの荷物、約2000円前後を節約することが出来ます。これは短期で海外に出かける人には嬉しいものですね。また国内旅行など、それほど荷物が多くない時にも便利です。

そのほかのメリットとしては、機内持ち込みの荷物だけだと、到着して入国審査を受けた後、受託荷物を待つ必要がなく、すぐに次の場所へ移動することが出来ることです。とても時間の節約になりますね。

もちろんデメリットもあります。荷物が機内持ち込みだけだと、持ち込めないものが多くあるのです。例えば液体物や刃物、スプレー缶などです。全航空会社が100mlを超える液体物を持ち込むことを禁止していますので、水などの飲み物をはじめ、化粧品なども制限を超えるものは持ち込めません。特に女性は化粧水やクリームなどを機内に持ち込める荷物に入れることが出来ないとなると、受託荷物を購入する必要があります。

機内持ち込み荷物のみの場合でLCCに乗る際は、荷物の中身に持ち込み禁止のものがないか、事前に各社ホームページで確認しておくことが大事でしょう。逆に受託荷物を購入したのであれば、その中に液体物も入れることができますし、旅行先でたくさんお土産を買ったとしても、購入した分の容量を超えなければ預けることが出来ます。

また、LCCは機体が小さな飛行機が多い傾向にあるので、搭乗客の数もLCC以外の飛行機より多くないため、到着後に受託荷物を待つ際も、それほど時間がかからず自分の荷物を探すことが出来るでしょう。

またLCCは片道ずつ受託荷物を購入するかどうかを決めることが可能です。そのため、行きは受託荷物なしでリーズナブルに飛行機に乗り、帰りは荷物が増えるだろうから、帰りの分だけ受託荷物を購入する、といったように別々に決めることが出来ます。

必要な分だけ購入できるのはとても便利ですね。搭乗の際の状況を考えて、機内持ち込みのみにするのか、受託荷物を購入するのか決めて、自分にあったLCCの旅をカスタマイズし、リーズナブルで楽しい旅にしましょう。

 

 

LCCで旅行をする際は一度荷物の準備に注目してみてください。自分の状況を考えながら上手に準備をすれば受託荷物を買わず、機内持ち込み荷物だけで楽々、簡単に海外旅行を楽しめるのです。

ただ、条件や制限はとっても多いのが事実。当日あわてないように事前の情報収集は必須ですよ。万が一荷物が超過した時のためにクレジットカードはお忘れなく!上手に旅をカスタマイズして、安くて楽しい旅を満喫しましょう!

 

 

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